私の欠点をつつこみんでくれた人

私の欠点をつつこみんでくれた人

別に結婚相手を探しに来たわけじゃない、
たまたま仕事の関係でこのパーティに参加してるだけだと思いながらも、
何人もの男性に話しかけられる機会などめったにないので、
本当は舞い上がっていたのかもしれませんね。

 

普段より、さらに攻撃的というか……、
男っぽい断定的な話し方をしていたんじゃないかと、今になっては思います。

 

私より年下の男性が鼻白むような感じで側から離れていったとき、
やっちゃったな、って本当は少し反省していました。
そういうことがよくあって、結局今までも男性とおつきあいはあっても
結婚まで結びつかなかったのでしょうから。

 

そのとき、少し離れた場所で私を見ていたらしい人が、
「威勢がよくていいですね」って話しかけてきたんです。

 

みると、白髪まじりの男性でした。

 

たぶん、50はとっくに過ぎている……もしかしたら60近いかも、と思いました。
年の功、というのでもないでしょうが、その人は話しかけられて身構えている私を
リラックスさせるように、おだやかにあいづちをうちながら聞いてくれました。

 

帰宅してから、どうしたものか、その男性のことが頭にこびりついて離れないのです。
なぜだろう、と思いました。これといった内容のある話をかわしたわけではないのです。
ぼんやりとテレビを見ていて、気づいたんです。
その男性の声が、ものすごくよかったんです。
胸にしみいるような、渋くて、でも優しい声でした。

 

名刺をいただいてましたから、思い切って電話をしてみたんです。
するとすんなりとデートの約束の話がまとまってしまいました。
電話から響いてくる声を聞いて、やっぱりすごくいいわ、と思いながら、
でも実際にはどのぐらい年上なのだろうか、ということもちらと胸をよぎりましたけど。

 

実際に会って、話をしてわかったのは、彼が58歳ということでした。
でも年の差を問題には思いませんでした。それより、意固地になりがちな私を、
叱るでもなく、うざったそうにするでもなく、おだやかに話を聞いてくれて答えてくれる彼に、
どんどん惹かれていったのです。

 

男の人とつきあっていて、これほど肩の力をぬいて、素直に向き合うことができたのは、
実は40年間も生きてきてはじめてのことだったんです。

 

思えばいつだって、相手に負けられないという思いや、この人バカじゃないのって決めつけたりとか、
向上心がない人間は最低だとか、自分でこれと決めたルールを遵守してもらえない人は
すぐに切り捨てるようなところが私の問題点だったんです。

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